猫を飼っているとやってしまいがちなのが、猫がご飯を欲しがるとやってしまうということです。まさしく私もやってしまうことがあるのですが…
可愛すぎてご飯を多くあげてしまう
「にゃー」とかわいく鳴かれてしまえば、どのおやつがいいかなー?なんて言ってしまっています。
この行動、1日に頻繁にしているとどうなるかわかりますね。幼児や小学生なんかも同じです。いえ、子供だけでなく、大人もですね。
食べすぎ=肥満です。
うちの子は肥満なんかじゃない!と思い込んでいても、実は数字を見れば適正な体重から大幅に外れていることもあるかもしれません。
今回は猫の適正体重について考えてみましょう。
猫の体重の平均値
人にも成長において平均があるように、猫にも平均があります。
まず、生後0週は100g前後と非常に小さな体です。その小さな体が生後1カ月までには4~500gまでになります。この頃は母乳を飲み、他のフードは口にしません。
少なくとも我が家で生まれた猫は、この時期肥満になる気配はありませんでした。逆に注意すべきことは、母乳を上手に飲めず体重が軽いことの方が心配です。生命に関わることなので注意が必要です。
母乳の出が悪いのかもしれないことや、猫は1匹で生まれてくことは少ないので、他の子猫にいじわるをされていないかなどを見守る必要があります。
その後、生後3カ月には1~1.5㎏になり、生後1年になるころには成猫となります。その平均体重は3~5㎏と幅はありますが、これが平均体重とされています。
肥満の猫の場合
うちの以前飼っていた雄猫は、去勢手術をするまではだいたい4㎏ほどでした。それが1歳半頃でした。ミックスで体自体もそんなに大きいほうではなかったので、4㎏でも少しだけころっとしてかわいい子でした。
しかし、去勢手術をして確実に1㎏は増えました。
ご飯を制限すればよかったのかもしれませんが、なかなか難しかったです。なにより動く量が減ってしまったので、みるみるうちにまんまるになりました。5㎏でも丸く見えました。
動物病院の先生にはそれほどの指摘はされなかったものの、飼い主としては気になりますが、実際には効果的な方法がありませんでした。
やはり、飼い主の餌を控えるという心の強さが重要になってくると思います。
痩せすぎの猫の場合
うちの大往生した雌猫は、単独で飼っていました。毎日見ているため、徐々に痩せてきたことに私を含め家族も気づくのが少し遅れました。
あまり体重を測る習慣がなかったことがよくなかったのですが、ある日測ってみると、5㎏近くあった体重が3㎏台になっていたのです。成猫の平均体重より下回っていることがわかります。
病院で獣医師さんに診てもらったところ、腎不全だと言われました。
毎日どれだけ見ていても、しゃべることもしない猫を知るには見るだけではいけないと、本当に反省しました。
定期的な検診も大切ですが、家で体重を測るのも大事なことだと改めて感じました。うちの子はそこから体重管理と食事療法でそこから2年ほど生きてくれました。
確かに発覚は遅かったけれど、その後のケアで2年も一緒にいれたことに喜びをかんじることができました。
まとめ
肥満は糖尿病や高血圧などの病気を引き起こす可能性があります。
かわいいからという理由で、好きなだけご飯をあげるといくらキャットフードでも肥満になってしまいます。
逆に、痩せてしまうと即命に関わります。猫の体重を知り、平均体重を維持することは猫の寿命を延ばし、一緒に生活出来る何よりの手段です。
実は知っているようで知らない体重。毎日じゃなくていいので、愛猫を体重計に乗せてあげて、太ったかな?痩せたかな?大丈夫かな?としっかりと把握してあげることが私達飼い主に出来ることです。