猫と聞いてどんな行動をしているのを思い浮かべるでしょうか?
最初に思い浮かべるのは「寝ている」ではないでしょうか。
「寝る子」で「ねこ」という名前がついたなんて話も一度は聞いたことがあるでしょう。それほどよく寝ています。
次に思い浮かべるのは、「毛づくろい」です。
犬では見られない行動ですよね。
自分の体を舐めていることもあれば、母親が子供を舐めるという姿も目にすることがあります。
その姿は非常に愛らしく、こちらもほがらかな気持ちになります。
猫が人を舐める理由を解説します
時に猫は自分自身や子猫だけでなく、人を舐めることがあります。
手であったり顔であったり様々です。
その「舐める」という行為には何か意味があるのでしょうか。
今回は猫が舐める理由について考えてみたいと思います。
猫が自分自身を舐める理由
我が家の猫も自分自身を舐めます。
しかし歳を重ねると舐める回数が減ってきたように思います。
それには猫が自分を舐める理由に隠されています。
①体の清潔保持
単純に体を綺麗にするために舐めています。
猫は綺麗好きなので毎日何度も何度も体を舐めます。
多くの猫が水が苦手なので自分で舐めることを頻繁に行っています。
しかし、歳をとると体の清潔を重要視しなくなってきます。
人間でも同じではないでしょうか。
めんどうくさいなという気持ちが歳とともに生まれてもおかしくはないでしょう。
②心を落ち着かせるため
猫にも色々と感情の起伏があるのではないでしょうか。
興奮しているとき、ストレスがあるとき、怒っているとき…
そんなときに自分の体を舐めてほっとしているのです。
飼い主から見てもその感情はくみとれないかもしれませんが、猫は舐めることでコントロールしている可能性があります。
猫が人を舐める理由
私も愛猫に顔を舐められて起こされたことがあります。
寝ている時にあの独特のざらざらした舌が頬を舐めるのでびっくりして起きました。
時には舐めながらかまれたことすらもありますが…
しかし、その舐めることにもしっかりとした理由があると感じます。
①甘えている
猫は本当に気分屋です。
放っておいてほしいという態度をとったかと思うと、急に甘えてきたりもします
そんなときは撫でてあげたりしっかりと甘えさせてあげましょう。
②遊んでほしい
①の甘えていると似ていますが、おもちゃで遊んでほしかったりとにかく相手をしてときに、人のどこかを舐めてくることがあります。
③お腹がすいている
何か食べたいと訴える際にも、鳴くとともに手を舐めてきたりします。
我が家の猫はクールなため、この理由が一番多いかもしれません。
④人の汗の塩分がおいしい
人の皮膚をなめることにより、しょっぱさを感じることができます。
それを求めてただ舐めていることもあります。
これらの見極めは難しいかもしれませんが、猫が何を求めているのか、何を訴えているのかをわかる必要があります。
しかし、猫は誰でも舐めるわけではないのです。
信頼している人、心を開いている人にしか舐めません。
もともと猫同士で舐めるのも、親子であったり、仲間同士であったりと信頼しているからこそ舐めます。
そう考えると私は少しは愛猫に信頼されているのかなと感じますが、どちらかというと信頼というより遊び相手なのかもしれません。
どんな理由でも必要とされているのでしょう。
まとめ
猫が人を舐める理由が理解できたでしょうか。
けれど、私は他にも理由はあると考えています。私が落ち込んでいるとき、涙したとき、別の部屋からわざわざやってきて、手をそっと舐めてくれたことがありました。
私の気持ちをくみとるようにそばにいて舐めてくれました。
きっと猫には人間の気持ちが理解できます。
猫が人を舐めるのは猫自身の要求を満たすだけでなく、飼い主の気持ちに寄り添うというものの含まれているように感じます。