猫の平均的な睡眠時間は何時間?
猫って様々な一面を見せてくれるので、一緒にいて本当にかわいく愛おしいものです。
ご飯を食べている姿、甘えてくる姿、遊んでいる姿などどれをとっても猫好きにはたまりません。
そんな姿の中で、私たちが一番多く目にしている猫の姿は「寝ている姿」ではないでしょうか。すやすや寝ている姿もかわいくてついついにやけてしまいます。
その猫の姿を見て疑問を持った人はいないでしょうか?
「猫って一体どのくらい寝ているのだろう」
今回はそんな猫の睡眠や睡眠時間について考えてみたいと思います。
猫の名前の由来
猫の名前の由来を皆さんご存知ですか?きっと猫好きの人なら知っているでしょう。
非常に簡単なことで「寝る子」から由来しています。これが形を変え、「寝子(ねこ)」となったというのが有力です。
猫は夜行性であり、昼間は寝ていることが多いです。先人がそんな寝ていることが多い猫を見て名をつけたようです。
猫の睡眠の特徴
うちの猫をよく観察していると、ある特徴が見られます。
- 寝ているときよく耳は動いている
- 少しの物音がするとすぐ目を覚ます
- 少し触っても起きる
- 何か匂いがしても起きる
こんな一面を見ることができます。
これらを挙げてみて気づいたのが、猫は熟睡していないということなのです。よく寝るのは寝るのですが、猫の元来の特性が関係しているのではと考えます。
狩りをしたりいつ敵が来るかわからない状況生きてきた猫の祖先達は、熟睡していては命に関わる可能性もありました。その名残として猫は睡眠時間の多くが熟睡していない「レム睡眠」とされています。
うちの猫が熟睡していないのも、昔の名残なのかと思うと納得することができました。また、うちの猫は寝そべって熟睡しているかな?という姿を見ますが、近所の野良猫を見ると安心しきって寝そべった姿を見ることはまれなのです。
これは、飼い猫よりもさらに熟睡していないのではないかと思います。やはり飼い猫は敵も少なければ、安全なので野良猫に比べて安心して寝ることができるのではないかと感じました。
猫の睡眠時間
猫の睡眠時間はどれくらいなのでしょうか。実は子猫と成猫、さらには老猫では睡眠時間が異なります。
まず生まれたばかりの子猫は18~20時間ほど一日寝ています。体力もまだないので、母乳を飲んでは寝て、飲んでは寝てという生活を送ります。
それが1歳の成猫になるまでに少しずつ睡眠時間が短くなり、12~16時間ほど眠るようになります。特に夜行性なので昼間多く寝ていますが、夜に全く寝ないというわけではありません。
うちの猫も確かに夜起きていることも多いですが、同じ布団で寝ることもあります。それでも夜走り回ったりドタバタと騒がしいのは事実です。
そして、老猫になると睡眠時間が長くなり、うちの場合は子猫と同じく18時間ぐらい寝ている日もありました。体力が衰えるにしたがって、遊んだりすることに興味を持たず、寝て体力を温存する傾向にありました。
食べて寝てという生活を過ごすことを好むようになりました。
このように考えると平均的には猫の睡眠時間は15~16時間ほどだと考えられます。もちろん猫によって違うのは当然です。
まとめ
猫の睡眠時間が長いのは夜行性だけではなく、「レム睡眠」も関係していることがわかりました。熟睡できない分多く睡眠をとっているわけですね。睡眠時間が長いのにも理由があることが理解できました。
飼い主としてはゆっくりと睡眠をとって欲しいものです。飼い主と猫との間に信頼関係があればあるほど猫の寝るときの姿勢も変わってきます。
おなかを見せて仰向けで寝る猫もいるのです。そんなかわいい猫の姿を観察してみるのも楽しいかもしれません。